米ドル建てMMFの特色とは

米ドルは世界の基軸通貨(Key Currency)といわれ、為替に関する情報や取引量の多い通貨です。米国での債券市場の規模は非常に大きく、米ドル建て債券の代表的なものに、米国政府の発行する国債の米国財務証券があります。(米国財務証券は、売買量・発行残高も多く、年限も豊富で、流通性に優れています。なお、米ドル建て債券は、米国以外でも、資金調達のために多くの国によっても発行されています。

また、世界の基準となる通貨という意味でも、常に注意しておく必要があります。
というのも、アメリカは世界で起こるさまざまな出来事に、なんらかのかたちで必ず関わってくるからです。何かが起こったとき、「アメリカはどう動くのか?」と誰もが気にかけます。したがって、当然ながら報道も多くなってきます。常に世界中からその動向を注目されているのがアメリカなのです。

投資において最も重要なのが情報です。為替市場を動かす正確な情報を瞬時に得なければなりません。その点、米ドルほど即応性のある通貨は他にはありません。つまり、米ドルは世界一情報量が多い通貨といえるでしょう。
米ドルの動きがわかるようになってくると、連動する諸国の動きとの関連性や今後の展開が読めるようになってくるはずです。
外貨投資をはじめるにあたり、米ドルは絶対にはずせない通貨であるといえるでしょう。

米ドル建てMMFの動向

さて、ここ数年の動向に関してですが、米ドル建ての外貨MMFは、サブプライム問題で住宅バブルが崩壊した2007年くらいまでは飛躍的に残高を広めていきました。当時、アメリカの政策金利が5パーセントと高かったことがその要因です。
このように、その当時は米ドルが非常に強かったのですが、サブプライムローンの債券が焦げついた後、アメリカの経済は一気に低迷し、現在でも続いている0金利政策をとらざるをえなくなりました。
そのために、現在の米ドルでは外貨投資の魅力であるはずの高金利に対する期待は小さく、為替差益を目的とした投資が行われています。
それでも依然として米ドルは人気が高く、外貨商品の全体のほぼ9割が米ドルに投資されています。

米ドルで取引する際、注意しなければならないのは、証券会社によって為替相場を変えるタイミングに違いがあるということです。
為替相場そのものは各証券会社でそんなに変わりはありませんが、それぞれ各社が相場を変える時間や回数は大きく違います。一日に数回変えるところもあれば、営業時間内に毎時間というところもあります。

当然、為替相場が有利なところで取引したいものです。
自分が外貨MMFに投資する時には出来るだけ円高の状態で投資したいので、各証券会社の情報は細かくチェックしておくべきでしょう。
また、その他にも手数料の違いもあります。
外貨MMFをはじめる際は、これらの違いを調べた上で投資するのがよいでしょう。