ニュージーランドドル建てMMFの特色とは

ニュージーランドドル(NZドル)はオーストラリアドルと並び、先進国の中でも政策金利の高い、人気のオセアニア通貨です。比較的安定した経済成長をしている通貨です。

NZドルは、豪ドルやカナダドルと同じ資源国通貨であると言われることがありますが、これは間違いです。( ( 資源といった場合、主に原油や金などの鉱物資源のことをいいますが、ニュージーランドの主要な輸出品というのは、酪農品や肉類などの農産物です。( つまり、NZドルの場合は、原油や金ではなくて、農産物の商品市況を大きく反映することになります。

農産物の価格が上昇すると、それに伴ってニュージーランドの輸出額が増加し、NZドル高につながるという流れになるのです。( ( とはいえ、NZドルは地理的に近い豪ドルに連動する性質があります。豪ドルは資源国通貨です。したがって金などの貴金属相場が上昇すると、それに伴ってNZドルも、豪ドルよりはその影響は軽微ですが、値上がりするという傾向も見られます。

先進諸国の中では高い金利水準

近年、為替相場は金利相場といわれています。( 金利相場とは、各国の金利格差に注目し、高い金利の通貨が買われる相場のことです。
投資において金利の高いほうを選ぼうとするのは当然です。( もちろん、金利のみで相場が動くわけではありませんが、影響が大きいのが各国の金利動向であるのは、間違いありません。
そんな中で、NZドルは、これまで先進国の中で最も高い政策金利を背景に買われ続けてきました。高金利通貨の代表が、NZドルです。

しかし、一時は8%を超えるまでの高金利にあったNZドルですが、2008年9月のリーマンショックに端を発する世界同時不況を受けて、利下げに転換してしまいました。
2009年5月には政策金利を2.5%にまで下げ、その後は、多少の利上げがあったものの、ほぼ据え置き状態が続いています。

それでもなお、NZドルはいまだ先進諸国の中でトップクラスの高い金利水準を誇っており、農業などの第一次産業を基盤とした、安定した通貨であるといえるでしょう。